ウズベキスタン旅行記(10) ヒヴァ散策(早朝編②)
まず訪れたのは「パフラヴァン・マフムド廟」
その名の通りマフムドさんをまつった建物になるのですが
ガイドブックによるとこの方は毛皮職人であり詩人、さらに哲学者で
ウズベキスタンの武道「クラッシュ」の名手であるという
文武両道を極めた超人です。
「パフラヴァン」というのが「強者」という意味だそう。
では早速、中に入ってみます。
(入場料5000スム)
内部は天井までびっしりと、細かい絵柄の描かれたタイルで覆われています。
写真に写っている方はお供えのナンをつまんでいるところ。
個人的にヒヴァで一番居心地が良かったのがこの建物なのですが
その理由がカーペットに隠されています。
というのも、実は全面に床暖房が敷かれて
足がポカポカ、かなり快適なのです!
このホスピタリティには日本人の私も驚き。
この例を初めとして、ヒヴァという街は細かな気配りが
随所に見られる場所でした。
エアコンの室外機がむき出しにならないように
木の板で覆ってみたり。
街の中心部から少し外れた所に立派な造りの公衆トイレを
設置していたり。
もはや街のプロデューサーがいるのでは?
と思うくらいでした。
(実際そういうのはあるかもしれないですね。)
床暖房の誘惑を振り切り次に向かったのは
「ジュマ・モスク」
内部は沢山の木の柱で支えられており
一本一本に細かい彫刻がなされています。
全体的に薄暗く神秘的な雰囲気。
静謐な空気にひたっていると
「マドモワゼ〜ル」
と呼びかける声。
ジュマ・モスク内は一人のおばちゃんが
お土産の販売権を独占していました。
おばちゃんが売っているのはラクダの毛でできた靴下。
この靴下、ヒヴァでは絶対買うべきお土産です!!
靴下を売っている人は街の各所にいるのですが
全部手作りなので、デザインがそれぞれ全く異なります。
ちなみに当時、顔が描かれた靴下が色んな所にあり
気になって「これは誰の顔?」と聞いたら
「モナリザ」
と言われました。なぜそれが選ばれた?
お値段は3足で10$くらい。
ウズベキスタンにおいて実用的でお手頃なお土産は
これ一択だと思います。あとすごく暖かい。
結構オススメです。
では、そろそろヒヴァの街を後にして
次の街ブハラへ向かいます!!